自邸が教えてくれるもの〜西原有希子建築設計事務所〜
私は、夫の転勤で約10年前兵庫県から茨城県へ、転居いたしました。
転居してきた私が感じたことは、
茨城の土地が持つの特徴としては、山も、高い建物も多く無く、空が見える角度がほぼ180度と言って良いほど見通せ、晴れた日には季節によって濃淡の違う青空が見え、曇りの日には雲のスピードの違いを感じ、雨の日には遠くから雨雲が近づく様子を感じることができる。
その自然の壮大さを家の中で感じ取ることができる家を作りたいと考えておりました。
そこで、まず考えたのは窓へカーテンを開け放していても過ごせること。
私が住む牛久市は台地になっている部分が点在しており、土地によっては美しい田園風景が見える土地を探せばあります。
色々な条件を考える中で、良い土地に出会う事が出来ました。
そして壮大さを感じる窓とは?
私の中で出た解答は
『縦長の大きな窓』
熱効率の事を考えると到底良い考えでは無いですが、せっかくの茨城の良さを日々感じることが出来る建物にするには私には必要だと考えておりました。
結果的に、日々過ごしていると、毎朝カーテンをフルオープンにして解放感に包まれながらすごすことが出来る贅沢さを感じております。
当初のねらい通り、雲の動きや、雨の激しさ、雷の迫力、青空の色、夕焼けの美しさを部屋の中から感じることができ、おまけとしてはこの地域に暮らす動物が訪れてくれます。
猫や小鳥だけではなく、雉や狸、アナグマ、イタチなどを窓の近くに見ることができ、いろいろな動物たちも住んでいるのだな。なんて感じています。
自邸が教えてくれるもの。。我が家は茨城の良さを日々教えてくれているようです。
□プロフィール
1978 兵庫県生まれ
2000 設備メーカー勤務
2003 一級建築士事務所 アトリエ・アルケミスト勤務
2006 川添純一郎建築設計事務所勤務
2011 茨城県へ転居
2013 株式会社 藏持 勤務
2017 西原有希子建築設計事務所開設
西原有希子建築設計事務所 代表 西原有希子
モデルハウスの見学をしてみたい方は、お気軽に。
【フリスタ・マルシェ事務局】
tel:029-738-1307